BAUER RECORDS

CDのご購入はこちら

SYNTHETIC ANALYSIS

田川伸治 17年ぶりのロックギター・インスト・アルバムがついに完成! 自身のリーダー作品としては15年ぶり(“田川伸治”名義では17年ぶり)となるロックギター・インストゥルメンタル・アルバムがここに完成しました。 予てより「ギター・インスト・アルバムを作ってください!」とお願いされる機会が多く、さすがに15年もの時を経たら「もう作る気ないのかしら…」と諦念され兼ねませんし「そろそろこしらえんといけんよね」という思いはここ十数年間、常に抱いていました。 その間、書き溜めておいたRiffを軸に、今作はまさに『Riff!! Riff!! Riff!! 祭り!』 Improvisationもふんだんに盛り込まれており、ここが前作まで(15年前まで)と最も大きく異なる(深化した)点だと感じています。 作曲→アレンジ→プレイは、昨年4月18日のYouTube生配信を終えてすぐに取り掛かり、その間YouTuber楽曲を4曲ほど手掛けつつ、森口博子さんの作品への参加(“MEN OF DESTINY”)、そして「THE SPECIAL SEAT Vol.1」を挟みつつも、何とお盆前に完成させてしまいました! 今振り返ってみても、あの期間は完全に“ZONE”に入っていたように思います。 次から次へと“Motif=Riff”が湧いて来て、Improvisationにおいても、自分のプレイなのにどう演っているのか解らないフレーズが多々存在します……(笑&謎) “SYNTHETIC ANALYSIS”とは“合成解析”や“統合解析”を意味します。 今一度、田川伸治の音楽やギターに関する思想、アプローチ、テクニカル、フィジカルな面を自分自身で解析すべく取り組んだという意味でこのアルバム・タイトルを付けさせていただきました。 それに倣い、アルバム・ジャケットも“精密機器の内部構造”に見立てたものとしました。 皆さまの前で演奏し、どんどん楽曲が育っていくのが今から楽しみでならない。そんな曲たちが集まった作品となりました。 田川伸治

  • 01.HYPER-VIPER 直訳すると“過度に活発な毒ヘビ”となりますが、2曲目以降の楽曲に比べたら極めて“毒性”は低い方かと思われます。(笑) アーミングを駆使したリフが特徴的。
  • 02.ANALYTIC-SYNTHETIC 今作のタイトル・ナンバーとして、アルバム制作の一番最初に手掛けた記念すべき曲。ご覧の通り、この時点でアルバム・タイトルがすでに決まっていたことを窺い知ることができるかと思います。(A←→S) 実は、今作で唯一シンセサイザーを(2音色だけですが)使用したのがこの曲で、その他の曲はドラム&ベース以外は全てストラトキャスターのみ(“LAYLA”のみ+アコギ)で構成されています!
  • 03.BLUE PHLOX 薄い青色をした美しい花。ハナシノブ科フロックス属(クサキョウチクトウ属)の花。 この曲のアルペジオ・リフが浮かんだ瞬間に「淡い青色の花の名前にしたい」と感じ、この美しい花の名に辿り着きました。
  • 04.READY TO RUMBLE! ボクシングやプロレスでお馴染みのリングアナウンサー“マイケル・バッファー”氏のキャッチフレーズ“Let’s get ready to rumble!”(戦いの準備はいいか!)より引用。 まさに、いざ戦いへ挑まんとするファイターの入場前のタギる熱情を表現してみました。
  • 05.DAYBREAK 日がブレイクする=“夜明け”。 空が徐々に白味を帯びていく様子をイメージし、トレモロ・エフェクトでシュレッドしたアルペジオとシタール・シミュレータで音像合成。(録りの段階で) キック風な音はPU付近で複数弦を右手で叩いて出しています。 スネア風な音は何とプラス・ドライバーでPUのポールピースにタッチすることで得た音色です。
  • 06.LAYLA “デレク・アンド・ザ・ドミノス/いとしのレイラ(1970年)”のギター・インスト版。各パートのフレーズからテンポの揺れまでを完全再現!(※したつもり!笑) ピアノやオルガンのパートもギターで表現してみました。
  • 07.SEASCRAPER 超高層ビル、摩天楼を意味する“SKYSCRAPER”の『海版』をイメージした楽曲。造語。 然し乍ら実際に「未来の水上都市」として計画されているらしい……
  • 08.ABODE OF DEMONS “伏魔殿”という意味ですが、なぜそんなタイトルを冠したのかは、きっと曲の終盤で分かることでしょう。確かにこの曲には“魔物”が棲んでいます!おぉ怖っ……
  • 09.AMOROUS ATTENTION “恋心”という意味です。 友達のように接し、振る舞っているけれど、実は秘かに恋心を抱いている。 というシチュエーションで描いてみました。
  • 10.SHREDDING-BREACHING 細断破壊………。 シュレッダーの如く激しいトレモロ・エフェクトのデプス(32分音符)でリフを細断。 その他、この曲が最も「合成解析」と呼ぶに相応しい、ギターの音像変化(特殊効果)を駆使し尽くした楽曲と言えるでしょう。
ページトップへ